虐待受けている子供たちを救い出すのはもちろん虐待してしまう大人も救いたい。
もう30年以上前の話になりますが、私自身、小学生の終わりから中学2年性までの6年間、父親と継母に虐待されました。
小学校4年生のあの日。
それまでは『いつかは元の優しい父に戻ってくれる』と信じていました。私が父に殺されかけた日のことです。
虐待をしていた大人を責めても問題は解決しません。もちろん、暴力は犯罪です。その点はきちっと押さえた上で、虐待していた大人には『昨日までの事で自分を責めても何も変わらない。今日からあなたは変わればいい。それが大切だ。』
産んだ以上、自信はなくても覚悟をもって子供と向き合って欲しいのです。『今、この瞬間を生きている』ことは意味があるのだから。
しまだたえこ氏撮影
新教育ライブラリーVol.6 ぎょうせい