大谷鉄奘氏(薬師寺)撮影 · 2016/09/16
有限な自分の命を無限な未来のために、大切なものを大切につなぎ伝える。それが大事。
早くから一本道に入るのもいいとは思いますが、選択肢はたくさん見て、徐々に整理していって、自分がいいと思ったところを残していくという生き方がいいのではないかと思います。もちろん、一つの仕事に打ち込んでいても同じ。色々迷いがあるときに、どれが自分らしい道かを自問して決めていけばいい。自分との対話を通して自分らしい生き方を見つけていければいいですね。
(取材・構成/編集部 萩原和夫)
おおたに・てつじょう氏
1963年4月16日、東京都江東区にある浄土宗の重願寺住職の
大谷旭雄の二男として生まれる。
芝学園高等学校在学中17歳の時,故高田好胤薬師寺住職に師事、薬師寺の僧侶雨となる龍谷大学文学部仏教学科卒業、同大学院
修士課程修了。1999年春から全国各地で『心を耕そう』をスローガンに法話行脚。2003年8月16日、薬師寺執事就任、現在に至る。
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